2月9日(木)夜9:00から放送の『秘密のケンミンSHOW極』では、山口県と大阪府のグルメが紹介されました。
そこで今回は、山口県の『席につく前にうどんが到着!?超スピードの激ウマ山口うどんチェーン店が登場!』の予告が気になりましたので、そのチェーン店と、超スピード、激ウマの秘密について調査してみました。
いったいどんな『うどん店』なのかご覧ください。
株式会社スナダフーヅ
山口県民が愛してやまないソウルフード、それは『どんどん』という名前のうどんチェーン店です。
「どんどん」を経営するのは、『株式会社スナダフーヅ』という会社。
『株式会社スナダフーヅ』会社概要
設立:1973年12月
資本金:5000万円
代表者:代表取締役 砂田透
事業所:本部(山口県萩市)ほか、山口県、島根県、広島県、岡山県、東京の34店舗
事業内容:手打ちうどんチェーン「どんどん」の経営
所在地: 山口県萩市唐樋町30番地5
引用:https://www.s-dondon.co.jp/
「どんどん唐樋店」の北側に隣接する、民家風な建物が会社です。事業内容は「どんどん」の経営がメインとなる会社です。
行動規範
どこの会社にも『行動規範』があると思いますが、株式会社スナダフーヅの『行動規範』については難しい言葉は無く、「非常にわかりやすい」と感じましたので、紹介したいと思います。
どんどん8つの商い心得
1. うどんはファーストフード。早さは命。
2. 一杯500円に最善を尽くせ。
3. 丁寧さはお客様の笑顔を呼ぶ。ぞんざいさはお客様の足を遠ざける。
4. その土地固有の味を尊重せよ。だが迎合はするな。
5. 自然の物は体にいい。体にいい物こそおいしい物だ。
6. 今の勝ち負けは気にするな。勝利は20年後にあり。
7. 周囲に動かされる人間ではなく、周囲を動かす人間になれ。
8. たかがうどん、されどうどん。うどんに果てはない。引用:https://www.s-dondon.co.jp/
この行動規範にある「どんどん8つの商い心得」を見ただけで、会社の姿勢や求める人材、うどんへの思いや将来を見据えていること等、よく分かります。
普通の会社の行動規範は、とかく真面目で言ってることが難しく、内容が多い割に分かりにくい会社が多い中、堅苦しい言葉を使わず、働く従業員がわかりやすい行動規範に好感を感じます。
ビジョン
会社のビジョンについても、『山口から全国へ、全国から山口へ うどんでつながる未来を目指して』、次の内容を掲げています。
もっと日本中の人にどんどんの美味しさを知って頂きたい。その為に、私たちは店舗網全国400店舗を目標に掲げています。いずれは日本全国、皆のすぐそばに「どんどん」がある。そんな環境を実現するため、チャレンジを続け、日々成長を目指します。 「山口県といえばうどんがおいしいよね。」「うどんを食べに本場の山口に行こう。」そんな風に思って頂けるように、私たちはこれからも、おいしいうどんを提供し続けます。
会社概要、行動規範、ビジョンを見ただけで、「うどんに情熱を持つ熱い会社」ということが伝わってきます。
そんな会社が運営する「どんどん」について、ますます興味が湧いてきましたので、うどん店について見ていきましょう。
うどん店『どんどん』について
どんどんのルーツ
創業者の砂⽥シゲヨさんが、昭和47年に第1号店「うどんの店」として始まり、しばらくして今の「どんどん」へ名称変更。昭和48年に第2号店を出店し、二代目の砂⽥泰彦さんが多店舗化を進めました。
これがどんどんのルーツとなります。
どんどんの店舗種類
どんどんの店舗は食券店とセルフ店の2種類の店舗が存在します。
店舗種類に応じて、注文方法など違いがありますのでまとめてみました。
お持ち帰りに関しては、どちらのお店も対応可能です。
(一部対象外の商品あり、うどんと丼は別途容器代30円)
◆食券店
①入店後、レジでプラスチックの食券を購入。
②食券購入後、好きな席に着き食券をテーブルの上に置く
③スタッフが料理を運びます
④料理を提供の際、食券を引き取ります
⑤食事後はスタッフが食器を片付け
◆セルフ店(店舗により、丼・ごはんなどメニューが異なる)
①トレーを取り、うどんを注文する
②好きな天ぷらやおむすびを選びお皿にのせる
③会計をする
④サービスカウンターで生姜、ネギを好きなだけ取る
⑤食器を返却口へ
※通常のどんどんより少し“お安い”価格設定
メニューについて
メニューは大きく分けて、「うどん・トッピング」、「丼・定食」、「おむすび、ごはん」とあります。
種類も多くトッピングが豊富で、肉うどんであれば、+100円で大盛麺1.8倍、+100円で肉1.5倍、丼・定食も+100円で大盛(ご飯1.5倍)にすることも可能なため、ニーズに応じた注文が可能となっています。
ちなみに「どんどん」での一番人気は「肉うどん(530円)」です。
また、「どんどん」では、「ネギへのこだわり」が強く、使用するネギは山口県阿武町の契約農家から仕入れ、なんとなんと「入れ放題」となっています。これはネギ好きの人にはたまらないサービスで、こういうところも人気の要因なのでしょうね!
(現在、ネギは小鉢にて提供)
萩で食べたローカルうどん店「どんどん」のモーニングうどん。
注文した肉うどんに加えて、小鉢たっぷりのねぎが2客も出てきてびっくり。
2客分入れる勇気はなかった。 pic.twitter.com/1hHjNpD1IM— コトリス (@Kotori_fresh) November 6, 2021
参考までにどんどんのメニューがありましたので、リンクをご参照ください。
メニュについては一部店舗のみの取り扱いや、店舗ごとに違いはあるため、詳細が知りたい場合は店舗情報を確認することをお勧めします。
学割メニュー
生徒手帳、学生証の提示が必要となりますが、小学生から大学生まで学割メニューとなり、学割うどん単品は通常より安く食べることが可能で、学生からは安くて美味しい人気店となってます。
また、『大人の学割』も用意されているあたり、嬉しい心遣いですね。
セットメニューもあり、うどん+A(おむすび2個)、B(炊き込みご飯)、C(おむすび1個)と選べますので、ニーズに応じて選べる点が良いですね。
モーニングメニュー
11時までの来店で、肉うどん、かやくうどんの単品、セットメニュー(おむすび1個、2個選べる)が安く食べることが可能です。
(実施していない店舗あり)
モーニングを利用する方にとっては、11時までOKという時間も大変嬉しく魅力的です。
キッズメニュー
キッズメニューに関しては、ショッピングセンター内の店舗のみの提供となります。
単品でお子様うどん(温・冷選べる)、お子様ジュース、たべっ子どうぶつ、単品全てとミニおむすび2個がついたセットメニューも用意されています。
キッズメニューがあるので、お子様連れでも安心して利用ができるお店ですね。
山口県以外の店舗について
「どんどん」については山口県の会社のため、県内各地には多数の店舗があります。
また、中国地方の島根県、広島県、岡山県にも店舗がありますが、ここでは関東地方に唯一ある店舗を紹介したいと思います。
関東
すなだ どんどん 箱崎T-CAT店
東京都中央区日本橋箱崎町22-1 東京シティエアターミナル別館1F
営業時間
平日8:00 〜 21:00(ラストオーダー20:30)
土日祝日10:00 〜 17:30(ラストオーダー17:00)
サービス:セルフ、テイクアウト
超スピードの秘密
TV放送を観て、超スピードには大変驚かされました。食券を購入の際、厨房では食券を見て注文メニューを判断し、麺担当、具材担当が連携し準備完了する。注文から10~20秒ほどで料理を提供。
テレビではお客さんが食券を購入し、席に着くまでの間に、店員さんが料理を持って後ろを歩いている状態もありました。また席に着くと同時に、料理が提供されたり、本当に笑っちゃうほど早いんです。
釜担当の存在
「どんどん」のうどんは、茹で時間にこだわりがあり、15分と定めています。
茹で時間15分なのに、どうして素早く出せるのか?
それは、麺をゆでる「釜担当」が、麺が茹で上がる15分後の来店客数を予想し、麺を茹でているからだとか!また、美味しい麺を提供するため、季節や気温、湿度によっても茹で時間を変えている。そんなプロフェッショナルと認められた人だけが「釜担当」に任命されます。
当然予測と外れ廃棄する時もあるそうですが、お客様にうどんをスピディーに提供するため、そういったスタイルで行っているんですね。
カラフルな食券
店舗の種類で「食券店」とありましたが、「食券店」ではカラフルで形の違う食券が70種類もあり、「どんどん」のスタッフは、食券の色と形を見ただけで、メニューが分かります。
実際のTV放映でも、食券を見て店員さんがメニューを言い当てる様子が放映されていましたね。
食券は商品を素早く提供するための、アイデアなんですね。
「どんどん」スタッフになるための第一ステップは、食券を覚えることから始まるそうで、記憶力の悪い人は「どんどん」で働くには、食券を覚えることが難問ですね。
激うまの秘密
激ウマの秘密については、いくつものこだわりがあり、結果として激うまに繋がっていることが分かりましたので、その理由について紹介します。
・こだわりの自家製麺で食感(粉の配合、エンド、貸す医療、製麺方法など)
・出汁(毎日店舗でひく)のこだわり(北海道利尻昆布、九州天草うるめ節、焼津のさば節など)
・店舗ごとに出汁をとるため、微妙に味が違う
・お米は100%国産コシヒカリ
・ネギは契約農家さん(5軒)から直接仕入れ
・殻付きエビを仕入れ、工場で殻剥き、筋切り(添加物不使用)
・生姜へのこだわり(日本一の生姜産地の高知県産)
まとめ
今回、『秘密のケンミンSHOW極』で山口県のうどんチェーン店が紹介されるということで「どんどん」の会社について調べてみました。
また、商品提供が超スピードで激ウマの秘密についても調べ、食券を利用する事での「超スピード」、材料へのこだわりから「激ウマ」が成り立っていることがわかりました。
筆者の住む地域には「どんどん」はありませんが、是非、山口県に行く機会があったら、行ってみたいお店の一つとして、覚えておきたいと思います。
そしていつかは「どんどん」のうどんを食してみたいと思いました。
最後までご覧いただきありがとうござました。
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