2024年2月9日の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』では、緊急特別企画として「ママたちと学ぶスマホ時代の防災新知識」について放送されます。
番組では、危機管理アドバイザー国崎信江さんから、意外と知られていない最新の防災知識をスタジオで紹介。
今回は、この防災のプロである国崎信江さんの年齢や経歴、危機管理アドバイザーとして長年暖めてきた構想を自宅で実現した『美しく・まもる・そなえる家』について紹介します。
国崎信江の年齢や経歴!
国崎信江さんは現在54歳で女性や生活者の視点で家庭、地域、企業の防災・防犯・事故防止対策を提唱しています。
講演、執筆、リスクマネジメントコンサルなどのほか、国の各種委員会や検討会の委員、、東京都「震災復興検討会議」委員などを務めています。
現在は、テレビ、新聞、講演、著書などで情報提供を行っています。
また災害が起きるといち早く被災地に入り支援活動を実施しています。
<経歴>
- 1991年、外資系航空会社の機内通訳を経験した後、結婚のタイミングで退職し主婦となります。
- 1997年 阪神淡路大震災のような自然災害から小さな子どもを守るための研究を始める。
- 2001年 災害救援ボランティア推進委員会のセイフティリーダーになる。
「青少年等に向けた防災教育プログラム策定委員会」委員
(内閣府より委託を受け学校教育の中に防災教育を取り入れるプログラムを策定する)
信濃毎日新聞「我が家の防災対策」連載 - 2003年 子どもの連れ去り、不審者対策の研究、防犯プログラム策定
- 2004年 土木学会「巨大地震災害への対応検討特別委員会」委員および
地震防災教育を通じた人材育成WG メンバー
「防災教育チャレンジプラン実行委員会」委員
読売新聞大阪本社「こども防災ふぁいる」連載 - 2006年 内閣府「中央防災会議首都直下地震避難対策等専門調査会」専門委員
東京都「子どもを守る災害対策検討会」委員
NPO国境なき技師団 理事 - 2007年 文部科学省「防災分野の研究開発に関する委員会」専門委員
人間力大賞 日本青年会議所会頭特別賞 - 2008年 文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」委員
株式会社危機管理教育研究所を設立
文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」委員
株式会社危機管理教育研究所を設立
■所属組織
- 内閣府「防災スペシャリスト養成企画検討会」委員
- 「防災教育チャレンジプラン実行委員会」実行委員
- 国土交通省「「道の駅」第3ステージ推進委員会」委員
- 「国土地理院研究評価委員会」委員
- 気象庁「防災気象情報に関する検討会」委員
- 文部科学省「国立研究開発法人審議会」委員
- 東京都「震災復興検討会議」委員
- 東京都防災会議専門委員など その他多数
国崎信江の自宅
危機管理アドバイザーである国崎信江さんが「家を建てるならこんな家を……」と長年暖めてきた構想を自宅で実現しました。
それが『美しく・まもる・そなえる家』だそうです。
「自分や家族の命を守るための対策」を女性・主婦の視点から、防災・防犯・環境・家庭内での不慮の事故防止の視点で安全に暮らすための工夫がきめ細かく施されています。
「防災・防犯・事故防止もしっかりやって、しかも快適な家づくりにこだわってみたい」として、『こだわりの対策項目』を防災情報新聞で公開していましたので紹介します。
(注:国崎さんのご家族は3世代6人の構成)。
防災対策
- すべての部屋に避難経路を2カ所以上(2階の各部屋は回廊状の廊下でつながるほか、バルコニーからも外階段を使って避難できる)。
- 閉じ込め防止(とくにトイレと風呂。1階トイレはドアのなかにさらにスライドドアを設置、2階トイレは左右にスライドドアがあって隣の部屋につながる。風呂はドア横に小窓、窓から手を伸ばして届くところに衣類)
- 2階からの安全な避難用に外階段
- 延焼防止に階段昇り口に引き戸(階段の存在を隠し、防犯も兼ねる)
- 大型家具は壁固定、固定器具(『タックフィット』)は目立たせない
- 停電時の非常用ライトは足元(コンセント)に配置、取り外せば懐中電灯に(市販品)
- 両側に高さの異なる『光る手摺り照明』(青色LEDを採用)を設置、階段を安全に降りる。手すりは途中で途切れることなく2階までつながり、階段ステップはコルク張りで転倒に備える
- 防災備蓄は必要な場所に必要なものを(キッチン横、階段下の納戸に備蓄食品)
- ヘルメット(『防災キッズメット』など)、『防災ベスト』(国崎さん考案の非常持ち出し品収納オリジナルベスト)は避難動線上に収納。子ども部屋ではタペストリー仕様のポケット付き壁掛けに収納
- ベッドの近く(キャビネットなど)に靴、手袋をさりげなく収納
- 備蓄品は家の内外に分散
- 緊急地震速報システムを活用《詳細は後述》
- 1階と2階の2カ所にあるキッチン天井に住宅用自動消火装置(『ケスジャン』)を採用(火災警報器は火災の発生を知らせるだけ。留守のときや子どもだけのときは消火対応ができない。消火能力のあるホームスプリンクラーが必要)
- 電気火災、地震対応コンセント『ルモマコンセント』を採用
- ご近所との共助(地域防災)のために、緊急時に災害情報などを電光表示する『安全安心情報プラットフォーム・インフォマジック』付き自動販売機を家の前に設置
防犯対策
- 窓を腰より高めに設置、侵入しづらくする
- スリット窓、アクセント窓(絵画感覚で外観やインテリアを飾る小窓、防犯効果も高い)で侵入防止
- すべての窓に衝撃に強く破れない防犯合わせペアガラスを採用
- 外周にセンサーライト、アラームを設置
- 死角になる窓にデザイン性の高い面格子の取り付け、不審者の接近を抑止
- 避難用外階段は外からは入れない仕組みで、見通しをよくして死角をつくらない
- 侵入経路となるドア回り(玄関、勝手口など)は1ドア・2ロック以上に
- 開錠せずに応対ができる録画機能付きカラーテレビドアホンを設置
- 通りから見て家族構成を知られないように、洗濯物を干すバルコニーに奥行き(室内干しの工夫も)
- 侵入者からの一時避難場所“パニックルーム”を設置(同名の米国映画によりわが国でも知られるようになった侵入犯に備える家屋内の堅牢な秘密の避難部屋。外部との通信手段などを確保し救助・救援を待つ。米国では“セーフルーム”とも言う)
家庭内事故対策
- 風呂の蓋は子どもが乗っても落ちない強さ
- 風呂の蓋にストッパーも設置
- 風呂のカギは外からもかけられるタイプ(幼児が一人で入らないように)
- 風呂は滑らないカラリ床
- フットマットなどに滑り止めを設置
- 各フロアで床の段差を解消(バリアフリー)
- 廊下に面した部屋やトイレのドアは、開閉時の衝突防止のため引き戸に
- 階段両側の手すりの高さを大人用と子ども用に変えている。急勾配を避け、踊り場を設けた
- 2階バルコニーは転落を避けるため足をかけるスペースをつくらない。バルコニーの壁を高めにしてプライバシーを確保するいっぽう、子どもが外をのぞきたい心理に考慮して壁にスリット窓を設置(2階に子ども部屋)
健康対策
- 各部屋の壁塗装は珪藻土(植物性プランクトンである珪藻が化石化した自然素材。火に強い土として七輪や耐火断熱レンガの原料となる。超多孔質構造で「調湿性」、「脱臭性」、「耐火性」などの優れた効果を発揮、カビ・ダニを抑える)
- 照明は白熱灯を多く活用(省エネは調光制御システムで)、水銀が入った蛍光灯は避けた
- シックハウス、花粉、結露、湿気から身体を守る換気システムを設置(壁の珪藻土塗装と合わせて有効)
環境対策
- 照明に調光システム(後述)を導入し省電力
- 風呂の残り湯を洗濯に利用
- 『エコキュート』(家庭用自然冷媒ヒートポンプ式給湯機の愛称。これまでのフロンガス冷媒に比べて地球温暖化の影響が小さい二酸化炭素を冷媒に、ヒートポンプを用いて高効率給湯が可能。貯湯式で割安な夜間電力を使用し、運用費はガス給湯器の5分の1程度床暖房や浴室乾燥暖房にも応用ができる)でオール電化
- 蓄熱暖房機(深夜電力の時間帯に蓄熱し、蓄えた熱を輻射とファンにより翌日の暖房に使用するシステム。灯油やガスなどの火気を使わずクリーンで安全)を導入
緊急地震速報と連動、『digidim』自動制御システム
国崎信江さんの家でもっとも先端的なテクノロジーは、『緊急地震速報』と連動させた自動制御・強制開放システム『digidim(ディジディム)D4000地震防災シリーズ』の導入です。
地震センサーや緊急地震速報の信号を受け、瞬時に避難補助機器を作動させるこのシステム。
瞬時に家中の照明を点灯させて視界を確保、同時に電動カーテン、電動シャッターを開けて避難経路を確保、アイロンのコンセントなど出火原因となる箇所の電源を遮断します。
戸建て住宅に本格的な地震防災システムを取り入れるのは、日本で初なんだそうです。
さすが危機管理アドバイザーの自宅の対策とシステムですね。
この中から、自宅でもマネできる事、実施できる事があったら取り入れてみたらいかがでしょうか?
国崎信江の結婚歴、旦那や子供情報
国崎信江さんは『経歴』でご紹介した通り、結婚歴があります。
1991年、外資系航空会社の機内通訳を経験した後、結婚のタイミングで退職し主婦となります。
旦那さんについての情報ですが、ネットの情報では一般人ということもあり、名前・職業・年齢などは公表されていません。
自宅の情報を掲載の際に、国崎邸は家族は3世代6人の構成となっていましたので、子供が2人いる可能性が高いと思われます。
子供についても性別・名前・年齢は公表されていません。
まとめ
今回は、『金スマ』に出演した危機管理アドバイザーの国崎信江さんの年齢や経歴、自宅で実現した『美しく・まもる・そなえる家』について紹介しました。
近年は様々な災害も多く、最新の防災知識について知ることはとても重要なことだと認識しました。
もしもの時に備えて、日頃からできる時に準備しておくことが重要ですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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