大分高専の『ロボット研究部』は部員数38人、「アイデア対決 全国高等専門学校ロボットコンテスト(=高専ロボコン)」への出場を中心として、県内外の各種イベントに参加しています。
その通称『ロボ研or(ロボけん)』のリーダー荒金毅(あらがねつよき)さんが、1月15日(日)に放送される『未来モンスター』に出演します。
昨年の2021年11月27日に開催された「第35回アイデア対決・全国高専ロボットコンテスト2022全国大会」が両国国技館で開催され、九州王者として大分高専が大会に出場しました。
高専ロボコンとは?
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)は、1988年から毎年開催され、今年で35回目の開催となります。高専ロボコンは全国の国立・公立・私立の高専57校62キャンパスが、毎年違う競技課題に、アイデアを駆使してロボットを製作し、競技を通じてその成果を競うコンテストです。
引用:https://kosen-guide.jp/
今回のテーマは『ミラクル☆フライ~空へ舞いあがれ!~』。
自作ロボットで紙飛行機を飛ばし、2分半の制限時間内に高さ・面積の異なるスポットに着陸させて得点を競い合います。大量得点またはすべてのスポットに飛行機を乗せるVゴール(勝利確定)を目指し、各高専でオリジナルのアイデアと技術力でロボットを製作し競い合います。
大分高専(ロボット研究部:荒金毅リーダー)のロボットは?
大分高専(ロボット研究部:荒金毅リーダー)のロボットについて紹介します。
プロジェクト名:國崩し(クニクズシ)
かつて豊後を中心に支配をしていた大友宗麟(おおともそうりん)が使用していた大砲「國崩し」をモチーフにしたロボットを製作しました。
ロボットには、大砲に見立てられた4つの射出機構が搭載され、それぞれを別々にコントロールし、紙飛行機を飛ばすことが可能となっています。4つの内3つは人がコントロールし、1つはAIの自動制御となっています。
今大会では珍しい、AIの自動制御による射出機構は、iPhoneのカメラを用いた画像解析によってターゲットを解析し、射出する機構となっています。
また紙飛行機は、飛行時に回転するように製作されています。
#大分高専
國崩し
テストランでVゴール達成、3人の操縦者と1台のAIが連動する仕組みに注目。#ロボコン #高専ロボコン #ミラクルフライ pic.twitter.com/QnPvUlt507— nhk_robocon (@nhk_robocon) November 27, 2022
3人の操縦者と1台のAIが連動する仕組みに注目!
最短Vゴールで優勝なるか!?#ロボコン #高専ロボコン #ミラクルフライ pic.twitter.com/Yq5ikwLwxR— nhk_robocon (@nhk_robocon) November 27, 2022
大分高専(ロボット研究部:荒金毅リーダー)の結果は?
大分高専(ロボット研究部:荒金毅リーダー)は、準決勝までの4試合はすべてVゴールで勝ち進み、決勝戦では最強と言われる奈良高専と対戦しました。
奈良高専も準決勝まで全てVゴールにて勝利。最速で24秒でVゴールを達成するなど、抜群の精度とスピードでダントツの勝利で決勝まで勝ち進みました。
そして決勝戦は、奈良高専が39秒でのVゴールを決め、大分高専は惜しくも準優勝の結果となりました。(決勝の様子は、下のYouTubeで見ることができます。)
まとめ
今回、大分高専の荒金毅さんが『未来モンスター』に出演するため、大分高専ロボット研究部、高専ロボコンについて調べてみました。
飛行が不安定な紙飛行機を飛ばし、目的のスポットに着陸させる技術をロボットで行う競技(高専ロボコン)があることを筆者は初めて知りました。
また、様々なアイデアと発想力で作り上げる『モノづくり』の凄さをあらためて知った気がします。こういった若い人たちが、将来モノづくりにたずさわり、日本のモノづくりをさらに進化、発展し、日本のモノづくりを世界にアピールできるよう、今後も頑張っていただきたいと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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